NGO SESCO 論考 NO.41号 9月のイベント5つに参加

― 日本WHO協会 大阪書林御文庫講 みちの会 アフリカ教育学会 グローバルフェスタ(東京) ―

何時までも暑い日が続いているが9月になって行事も増えて来たので「私の5月」に倣って主な参加事項を記録しておこう。

9日(土)日本WHO協会+日本国際保健医療学会

「日本だけじゃない!迫り来るアジアの高齢化― 明日を担う私たちができる、国際支援 ―」 大阪駅前第3ビル
日本WHO協会 中村安秀 理事長 : だれひとり取り残されない「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標達成をめざして活動している。
講師 大阪労災病院 楽木宏実 院長 : 「アジア地域の高齢化とその対策―日本と世界の視点から―」医療が持つ社会性 阪大農山村医療研究会の住民調査・高血圧や高齢者との出会い 世界の高齢化と日本 各種調査の国際比較 WHO ICOPE 英国労年医学 介護を要する者10万人 ウイズエイジング時代の目標としての幸福長寿など解説。
参加者によるグループディスカッション : 自宅で自立した生活を送れる高齢者を増すためには? 日本に足りていない高齢化対策とは? 熱い討論がおこなわれた。
なお、私の主張「高齢者は“高齢者という言葉”に甘えていないか?」が結構受けた。

日本国際保健医療学会 2023.9.9

15日(金)「大阪書林御文庫講 創立300年」大阪市中央公会堂大集会室

旭堂南海(講談師)小出英詞(住吉大社権禰宜)高島幸次(大阪天満宮文化研究所所長)桂 文我(落語家) 藤波 優(大阪書林御文庫講講元)の5人が出演。今までに聞いたことのない歴史の数々を楽しむことが出来た。
略史から : 1723(享保8)年大坂、京都、江戸の書凓により住吉御文庫建立の発願を行う。その後、大坂本屋仲間の有志が「住吉御文庫講」が結成され、同じく書籍の奉納、蔵書の整理保管が始まる。 1751(宝暦年間)64 浪華書林御文庫講の結成  1861(万延2)年 書林講 天神祭渡御に参加  1910(明治43)年 住吉御文庫講と天満宮御文庫講とが合併して大阪書林御文庫講となる  1949(昭和24)年 天神祭船渡御再開  1998(平成10)年 天満宮曝書再開  2023(令和5)年 御文庫講創立300年記念行事

大阪書林御文庫講

16日(土)432回 みちの会 「ナイジェリアからの手紙」と題し講演 たかつガーデン「桜」

「みちの会との出会い」故河田修先生とのご縁から始め、1980年から3年間ナイジェリア・カドナのアレワ紡積に駐在し、妻に送った231通の手紙からその時代を語る。民政移管シャガリ政権下の原油依存経済、物価上昇。首都ラゴスの中央銀行へ出向き配当金給与の日本へ送金督促。アレワ紡績で給料未払い投石事件。交通違反の交渉。ブラックメール日本人排斥対策。ニジェールやチャド湖への旅の見聞。マラリア、風土病に悩まされる。停電多発。ビールの空瓶探しや密輸品高級ワインの買い出しなど日常生活の断面を。次いでナイジェリアの基本情報からナイジェリアの文学(A.チュツオーラ、C.アチェベ、W.ショインカ)。更にアフリカの人口問題(現在の14.8憶人から2050年には24.6憶人へ)。現在進行中アフリカ大陸での紛争(スーダン、エチオピア、カメルーン、マリ、コンゴ民主共和国、チャド、ニジェールなど14ヵ国)に言及した。参加者から質問・コメントも多く熱心に聴講して頂いた。

みちの会 深尾幸市 23 09 16

30日(土)~ 10月1日(日)アフリカ教育学会第32回大会 帝京大学八王子CP

帝京大学准教授 大塲麻代実行委員長による開会の辞で始まり、広島大学 神戸大学 大阪大学 筑波大学を中心に17人(含アフリカからの留学生)の登壇者が、アフリカ各国の教育制度の現状、教育改革の進捗、初等算数教育・理数科教育プロジェクト・認知診断モデルを用いた算数アセスメントの開発研究などを取り上げた。対象国はガーナ マラウイ コートジボアール ルワンダ ウガンダ ザンビア ケニア モザンビーク ナイジェリア マダガスカルなど広く考察した。また、特別企画では3人のパネリスト東北大学Jing Liu准教授 大妻女子大学 興津妙子教授 京都大学 高山敬太教授によるZOOMによる発言があった。情報交換会も和やかに温かい雰囲気の中で。

アフリカ教育学会

30日(土)~ 10月1日(日)グローバルフェスタ JAPAN 2023 東京国際フォーラム

「世界をつくる国際協力。仲間は多い方がいい!」をテーマに出展団体は、NPO/NGO 67、政府機関3、協賛企業4、国際機関13、 学生団体6、その他18、大使館19に外務省、JICA、JANICが共催した。日曜日の午後早くに訪れたが多くの外国人を交え各ブースとも賑わっていた。所属する「アフリカ日本協議会」でスタッフや旧知と話した後文教大学国際部、慶應義塾大学SFCアフリカ研究会へ。更にフィリピン共和国大使館ブースでは筆者が蔵書寄贈しコロナ禍前毎年押しかけ授業をしたキャビテ州Rogationist Collegeの卒業生Mary J.B.Ramirezさんが来日3年、一等書記官として東京勤務。共に驚き奇縁を語り合った。

グローバルフェスタ

付記
10月1日(日)夕刻 銀座BAR Rockfishでハイボール

コロナ禍(下)4年ぶりオーナーマスター間口さんに会いに行く。「身を粉にして目指せ!毎日200ハイボール」いい店だ。「2002年2月21日、オープン3日後、銀座7丁目『ロックフィッシュ』を訪ねた。他に客はなく、間口さんは顔を見るなり余程嬉しかったのかハグしてきたのを鮮明に記憶する。此の店はその後人気ぶりすさまじく・・著名人、ジャーナリスト、女性のフアンが増え何時もいい雰囲気だ。( 以下省略)」( 弊著『知の散歩道』 2014年 323~324頁 )帰り際、記念のツウショット。次は何時お会い出来るだろう。

ロックフィッシュ

<引用・参考文献>
・「目で見るWHO」2023 夏号 NO.85
・「GLOBAL FESTA JAPAN 2023 GUIDE BOOK」2023年9月

2023.10.10
NGO SESCO 副理事長 深尾幸市

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