NGO SESCO 論考 NO.30号 秋10月の外出録「ロバート・キャパ セレクト展」他
 ― 四天王寺古書展 みちの会 FECウクライナ支援チャリティーバザー R.キャパ展 ―


NGO SESCO 論考 NO.30号 秋10月の外出録「ロバート・キャパ セレクト展」他

 ― 四天王寺古書展 みちの会 FECウクライナ支援チャリティーバザー R.キャパ展

長く続いた暑い夏もようやく終わり涼しくなった秋10月、幾つかの行事に出掛けた。

四天王寺秋の大古本祭り 10月8日(土)第22回 <令和4年10月7日(金)~ 12日>出店は30。何時ものことながら目移りして時間の経つのを忘れ各テント巡り、疲れましたね。ちなみに購入した本は、新渡戸稲造『人生雑感』 ピーター・ミルワード『ザビエルの見た日本』 田中英道『ミケランジェロ』 樺山紘一『ルネッサンス』 小塩節『ライン河の文化史』の講談社学術文庫5冊まとめて800円。安価だけれど読了は何時になるのかな。また、天神さんの古本まつり10月15日(土)第25回<10月14日(金)~18日(火)> 出店15も大阪天満宮境内へ向かった。四天王寺に比べて規模は小さく時間帯にも依るであろうが静かであった。購入本は、外山滋比古『異本論』 匠秀夫『小出楢重』 タイクマン著 神近市子訳『トルキスタンへの旅』3冊で500円。なお、「古本まつり」と言えば第62回 東京名物「神田古本まつり」東京古書会館 <10月28日(金)~11月3日(木)> の案内状も送られてきたが、今回は立派な「出品目録」を眺めることで我慢しよう。    

みちの会 10月8日(土)午後に上六、高津ガーデンへ。大阪公立大学 山東功教授 「大阪の高等教育機関と公立大学」演題の勉強会へ参加。内容の一部は「大学」とは何か ヨーロッパの大学の歴史 アメリカの大学制度 21世紀に向けての高等教育世界宣言 近代日本の大学制度 公立大学の特性 大阪の教育制度などなど。大学の歴史と教育機関の役割をヨーロッパ(オックスフォード大、ベルリン大・・)アメリカ(カルフォルニア大、ハーバード大・・)日本(東京帝国大学、旧制大学、新制大学・・)の源流から、大阪公立大学の現在の取り組み学部学科・森之宮新設施設など裏話を加味した話は興味深かった。

なお、付記すれば 10月14日に東京工業大学と東京医科歯科大学が、統合に向けた基本合意書を交わし2024年中をめどに両大学を単一の新大学に移行すると発表した。医療系と理工系を融合させる「医工連携」とし、国際競争に強い卓越大学を目指す。

民間外交推進協会 (ウクライナ支援チャリティーバザー)10月11日(火)関西第1回 セミナーおよびウクライナから避難者支援のチャリティーバザー 神戸ホテルオークラ 基調講演 小野元裕 日本ウクライナ文化交流協会会長(ドニエプル出版社社長 東大阪新聞社社長 ) 「ウクライナ問題を考える」:ウクライナとは ウクライナ問題を俯瞰する ウクライナ問題解決の難しさ ウクライナの歴史から考える。いずれにしろロシア・プーチンによるウクライナ侵攻は決して許されるものでは無い。 歴史の汚点。

ロバート・キャパ (Robert Capa )展  2022年10月19日(水)「ROBERT CAPA」展 神戸ファッション美術館を訪ねた。キャパ(1913 ~ 1954)はハンガリー出身の報道写真家、本名フリードマンはユダヤ系の父の元にブタベストで生まれた。パリに拠点を構えたが写真は売れず困窮生活を経験する。1937年7月アメリカのグラフ誌「LIFE」にロバート・キャパの名で「崩れ落ちる兵士」が掲載されて一躍有名になる。1954年4月北ヴェトナム取材中地雷に抵触し爆発に巻き込まれて死亡した。

本展には写真92点 書籍(写真集)10点 写真資料4点が展示されていた。この中から幾つかを取り上げれば、写真では「革命記念日のパレード」1936年7月 「共和国民兵の死・崩れ落ちる兵士」1936年9月(最も知られている)。「国際旅団・外国人義勇兵団の解散式」1938年10月。死線に身を晒し命がけで撮影したノルマンディー上陸作戦の激戦は、戦争報道写真の傑作であることは言を待たない。現今のウクライナ問題。1947年8月に撮影されたウクライナ・ソビエト「シェフチェンコのコルホーズ(集団農場)」が心に残った。一方「アーネスト・ヘミングウエイと息子」1941年10月(息子の足は大きいね)。ユーモラスな雰囲気はピカソがパラソルを捧げる「パブロ・ピカソとフランソワーズ・ジロー」1948年8月も挙げられる。書籍では、共著:ジョン・スタインベック『ロシア

紀行』。資料では、自筆書簡(母宛:最期の手紙)が哀しい。

 少し以前の話になるがキャパ写真集などに関心があり、沢木耕太郎翻訳の『キャパ』の伝記が秀逸。文藝春秋で40回連載された「キャパの世界、世界のキャパ」(~2013)も。また、『キャパの十字架』の謎解き「被写体は死んでおらず、また撮影者自体もキャパでなくゲルダによる」など興味の尽きない物語がある。更に参考までにこんなものも読んできた。 山口淳の『PAPA & CAPA』の写真集 阪急コミニュケーションズ 2011。  リチャード ・ウイーラン著  沢 木耕太郎訳『キャパ その死』文藝春秋 1988。  ロバート・キャパ著 沢木耕太郎訳『ロバート・キャパ写真集 フォトグラフス』文藝春秋1988。 沢木耕太郎『キャパの十字架』文藝春秋 2013。沢木耕太郎『キャパへの追想』文藝春秋 2015。

追記:10月25日(火) 写真展「伊藤誠の眼」レ・ヌーヴォレ ギャラリー 中津へ。府立高津高校・京大卒。府職員。8歳から8年前64歳で亡くなるまでに撮影した40点展示。

四天王寺 大古本祭 2022.10


 

Humboldt 大学 本館 wikipedia から 2022.10
ウクライナ 小野元裕 日本ウクライナ文化交流協会会長(右)と筆者 2022.10
キャパ展 神戸ファッション美術館 2022.11

 2022.11.10
NGO SESCO 副理事長 深尾幸市

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